異文化

フランスおじさんのくしゃみの呪文

フランス人の耳には、くしゃみは、「atchoum(アチューム)」と聞こえるらしい。
でも、私の耳には、その「atchoum(アチューム)」は、「アチュン」に聞こえる。

私がクシャミをすると、フランスおじさんは、日本語で「クシュン、クシュンしていたね」みたいな言い方で、「アチュン、アチュンしていたね」と言う。
あれは、「アチュム、アチュム」と言っていたのか…。

くしゃみの話を書こうと思って調べて、「Nippon.fr - フランスでくしゃみをすると」を見て、初めて知った…。
だって、私には、どう聞いても、「アチュン」なんだな…。

日本人で、間違いなく、“ハクション”と言っているようにクシャミをする人もいるけれど、人によっては、確かに、“アチュン”と聞こえなくもない。
でも、フランスおじさんのクシャミは、私の耳には“ヘプシッ!”と聞こえる。
そして、私は、連続して、クシュッ!クシュッ!クシュッ!クシュッ!クシュッ!と、何度もクシャミをする。

おじさんの前でクシャミをすると、その度に、呪文のように何やら唱えて、「あ〜…、わからなくなっちゃった…」と言う。
どうやら、日本のクシャミが出た回数で、良い噂だの悪い噂だの…みたいなものを言っているらしい。
毎回、「私が連続したクシャミをするから、意味ないよ」と言っても、懲りずにクシャミの度に呪文のようにブツブツ言って、「あ〜…、わからなくなっちゃった…」と言う。

おじさんは、くしゃみの回数で下記のようになっていると言う。

1回目は、sante(')[サンテ]…健康
2回目は、bonheur[ボヌゥー(ル)]…幸せ(愛?)
3回目は、richesses[リシェス]…宝物
4回目は、rhume[リュム]…風邪

ブログに間違った事を書いては、恥ずかしいので、真偽の程を調べようと検索してみた。 すると、こんなのがあった。

ブラジルではくしゃみを「一回すると健康、二回はお金、三回は愛、四回はアレルギー」と言うところがあるそうで、三番目に「惚れられ」が四番目に「病気(アレルギー)」が入っているところなど、日本のくしゃみ占いにそっくりです。これは日系の移民の伝承が混じっているのでしょうか。スペイン語圏でも「一回は健康、二回は健康とお金、三回は健康とお金と愛」、ドイツでは「一回は凶、二回は物がもらえる、三回は幸運」と言われ、オランダでは「くしゃみを三回すると晴れる」と言ったりするそうです。

くしゃみの呪文の話

フランスおじさんのと、似ているような、違うようなのがある。
こういう言い伝えって、時代や地方で少しづつ変わってしまうからね…。
まあ、兎に角、私がくしゃみをする度に、「サンテ、ボヌゥー(ル)、リシェス、リュム…、あ〜…、わからなくなっちゃった…」と言っているんだな。



そして、ここから下は、今回書く必要ない事なんだけれど…。
勿体ないので、そのまま書いたり、リンクしてしまった事。

まず、くしゃみの呪文ではなく、くしゃみをした人に掛ける言葉についての記述。

で、フランスでは、地方によるのかもしれませんが、

1回目のくしゃみのときは
  A tes souhaits !
  「きみの願いに」

2回目のくしゃみのときは
  A tes amours !
  「きみの愛に」

3回目には
  Qu'ils durent toujours...
  「それら永遠につづくもの」

なんてことを、くしゃみしたひとにいう習慣があります。素敵。
4回目以降は・・・もう「お大事に!」っていうしかありません。

くしゃみ・鼻水・鼻づまり。その3 :: 学校行かずにフランス語! :: Ecole KiKounette

上記のブログでは、それぞれの言葉の下に音声データが付き、三角印を押すと、聞く事ができる。
ただし、音声データやアフィリエイトが沢山あって、非常に重いので、覚悟して見に行った方が良いと思う。


また、日本の場合のくしゃみの回数と言い伝えについても、ネットで調べてみた。
くしゃみ - Wikipedia:6 言い伝え」に、日本の言い伝えについて書かれていた。

1回は良い噂、2回は悪い噂、3回はもっと悪い噂(惚れられているという説もある)、4回以上は風邪ひきであると説く。「一そしり二笑い三惚れ四風邪」などのことわざもある。「一に褒められ、二にふられ、三に惚れられ、四に風邪」ともいう。

どうやら、この言い伝えは、中国の古典に書かれているものらしい。

実はこれ、中国の古典『詩経』に既に現われていて、「嚏[はなひる]ときは人の説くあり(くしゃみした時は誰かが噂している)」などと書かれています。現代の中国でも、ところによっては日本と同じように「誰かがあなたのことを……」と言うようです。

くしゃみの呪文の話


そして、最後に…

>> 世界のくしゃみ Multiculturalpedia
くしゃみにまつわる様々な事が書かれてる。

>> FL@33 presents >>> bzzzpeek.com
「enter here」をクリックすると、ポップアップで、世界のオノマトペを音声で聞く事ができる。
これを聞くと、日本人て、シャイなんだなって思ってしまう。



こんな本があった。

ことわざ絵本 ことわざ絵本
(1986/08/08)
五味 太郎

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誕生日のお祝い

少し前、私の誕生日だった。
フランスおじさんとフレンチレストランで食事をし、プレゼントを貰った。
日本では、毎年、お互いの誕生日に行われる、別に驚く事ではない、普通の光景だと思う。
私は、これが常識だと思っていた。

でも、フランスおじさんと出会って、私が思って来た“常識”をしてくれるようになったのは、極々最近になってから。
今年を含めやっと、2回…。
以前は、誕生日にレストランで食事をするとか、プレゼントをくれるなんて事はなかった。
最近、おじさんは、私がいなくなったら大変だと思い、自分を変えようと、頑張っているらしい。

普通の人にとっては、当たり前の誕生日の光景でも、おじさんにとっては違うみたいなんだな…。
昔の彼女達とも、前の奥さんとも、今までに一度も、誕生日もクリスマスも一緒に過ごした事がなく、当然、プレゼントをあげた事がない人なのだから…。

おじさんは、自分が子供の時、クリスマスも誕生日も、家族で楽しく過ごした事が無いので、それらがどんなものなのか、どうしたら良いのかわからないようだ。
親が居なかったとか、貧しかったと言う訳ではない。
両親が居て、別荘もあり、メイドさんも居るお金持ちのお坊ちゃんだった。
でも、母親が子供を嫌いで、子供達と接しなかった為、家族団欒の思い出が無いそうだ。
驚いた事に、一緒に食事をした記憶すら、無いらしい。

そんなおじさんだから、今までに2回しかない誕生日のお祝いは、自分を変えようとする努力の結果なのだ。
この2回の誕生日の以外の時は、私の誕生日もおじさんの誕生日も、クリスマスもこんな感じだった。
シャンパン(おじさんは、シャンパーニュと呼んでいる)を買い、近所のスーパーで一緒にいつもより少し良さげな食材を買う。
料理は、私がして、おじさんがいつもより積極的に、出来上がった料理をテーブルに運ぶ。
そして、おじさんがキャンドルに火を着け、記念写真を撮る。
…おじさんからのプレゼントは、無し。

私は、プレゼント無しの誕生日やクリスマスなんて、寂しいと思っているので、私からおじさんへは、渡していた。
プレゼントは貰えないと思っているので、メガネケースとか、今必要と思われる、値の張らないものを選んでいた。

でも、去年のおじさんの誕生日には、おじさんの古いMac用のDVDドライブをプレゼントしてあげた。
クレジットカードのポイントが溜まって、商品券を貰ったので、それで買ったのだ。
勿論、ポイントで買ったなんて、おじさんには内緒にしているので、私からの初の高額プレゼントと思い、「わ〜!いいの〜?」って喜んだ。

今年の私の誕生日は、そんな事もあって頑張ってくれたのかもしれない。
そうだとしても、前回は、何が良いかわからないからと、一緒に選んで買ってもらったので、おじさんが、自分でプレゼントを選んで、買って来てくれたということは、初めてなので嬉しい。
私を、喜ばせようという気持ちを持てるようになったという事、それを行動に移せるようになったという事、…おじさん、随分変わったな〜と思う。


これを書いていて、この誕生日の祝い方にも、フランスと日本で違いがあるのだろうか?と、疑問を持った。
検索してみると、やはり、随分違いがあるようだ。

こんな事が書かれていた。

誕生日の本人が全ての会計をもち、皆にご馳走する。
そして、出席する人はそれぞれお誕生日のプレゼントやお祝いを持って参加する。

DIARIO da Brescia:自分で焼く誕生日ケーキ

他にも、フランス、ドイツの事が書かれた、サイトやブログでも、大体同じ様な事が書かれている。

フランスに詳しい方教えて下さい! : 趣味・教育・教養 : 発言小町 : 大手小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
ドイツ暮らしのレポート

また、「ブルゴーニュの日々:数字で見るフランス人:何を祝っているか」では、こんな文章を見つけた。

大人も誕生日を祝う

誕生パーティは、日本では子どものときしかしない人が多いと思いますが、フランスでは大人もやります。特に50歳のお祝いを盛大にする人が多いです。半世紀生きた、というお祝いです。 【参考: 田舎の家で開かれた誕生パーティ

また、「誰が支払うの? - 真面子の社会観察日記」では、同僚の台湾の人の誕生会のエピソードが書かれている。 その会には、日本人、台湾人、韓国人の4人が出席し、誰が支払いをするのかと揉めたとある。

台湾の誕生日を迎えた人は、「台湾では、お誕生日の人が皆にごちそうする習慣がある」…だから、自分が払う

日本は、「参加者がお誕生日の人をごちそうするのが習慣」

韓国は、「おごり・おごられの文化なので、お誕生日の人に支払いをさせる事は無いと思うし、韓国には割り勘文化は無い」
そして、「韓国は年上の人が総てお金を支払う習慣」

ヤッパリ、国によって、色々なんだね。
海外で、「今日は、自分の誕生日」だと発表してしまうと、皆の分を払わなければいけなくなる事があるって事か…。
気を付けないといけないね…。


最後に…
こんなのも見つけた。

【文化】フランス式、日本人アイドル歌手の誕生日の祝い方|コロコロザイーガ

黒い額縁に入った松浦あややおねえさんの写真の前にはクリスマスケーキ
その前になぜか日本刀が飾られているね。

…いろんな人がいるもんだ。



今回は、こんな本を選んでみた。
商品の説明は、下記…だけど

“宮中行事から外交まで公式・非公式の国際儀礼はどのように行われるか?席順・服装・パーティー・会食のマナーまでプロトコールのすべてをやさしく解説”

国際儀礼とエチケット 国際儀礼とエチケット
(2001/11)
友田 二郎

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フランスおじさんのケチは、フランス人気質?

フランスおじさんは、ケチなのだ。
洗濯機が壊れた時も、お店の中の一番安い洗濯機を買って来た。
パソコンだって、1500円のランチをご馳走して貰って来たものだし、オーディオセットだって、人が捨てると言ったのを貰って来たもの、ソファーだって、キャビネットだって…、書き出したら切りがない。
だから、家の中は、ビンボーったらしい。

背広まで貰ったものを着る事がある。
肩幅が合わなくてズレて、これで酔っぱらってヘラヘラ笑うと、まるでコントの頭の足りないおじさんみたいになる。
出来れば「冗談だよ」と言って欲しい。
…でも、おじさんは、別に私を笑わそうとしてやっているのではない。
こんな姿を見ると、フランス人は、みんなお洒落だなんて、幻想だと思うね。

「おじさんは、何でそんなにケチなの?」と、聞いてみた。
すると、フランスおじさんは、こう言う。
「フランス人は、みんなケチね。」

またまた〜、私が知らないと思って、都合の良い嘘を言って…って、…ん?
でも、どこかで聞いた事があるような、ないような…。
そこで、ネットで調べてみた。

ワールドママサテライト 世界なんでも子育て事情 フランス編」に「フランス人の“ケチ”の真相」というのが書かれていた。

「フランス人はケチだ」というお話は、皆さん少なからずとも少しは耳にしたことがあるのではないかと思う。実際こちらで生活をしてみて、フランス人と結婚し、はたまたフランス人をご主人に持つ友人達の話を聞きつつ、身近なフランス人の生活ぶりを観察しながら私が思った事は、「意外とそうでもないかも……」ということ。

何だ、ただの噂か…と、読み進めたら、こんな文章が続いていた。

フランス人を見ていると、物を捨てるのが下手だ。家の大掃除をしよう! ということになった場合、我が家ではいつもこれを捨てるの捨てないのともめる。

主人はその反対で、私からしてみれば「何でこんな物を……」と思うもの(こわれたギターとか、こわれた眼鏡とか、こわれた機械類とか)を、しかもかさ張るものをとっておく性質がある。一般的に多くのフランス人がこのタイプにあてはまるだろう。

…おじさんのゴミ屋敷は、フランス人気質だったの?


ただ、この記事の下記の部分は、「?」。

もう一つ、ここ最近よく思う事は、フランスは日本に比べて一般的に個人所得がそれほど高くないわりに(もちろんお金持ちの人も沢山いますが、あくまでも一般論です)物の値段が高い! ということだ。

下記の記事によると、物価は、やっぱり日本の方が高いようだ。

東京はノルウェーの首都オスロに続いて2位にランクされ、1991年から前回調査(2003年)まで堅持していたトップから後退。14年ぶりに物価高世界一の“汚名”を返上したのだ。また、「大阪・神戸」も前回の2位から4位に後退している。

東京の物価、14年ぶりに世界一を返上。 Narinari.com 2006/02/02

上位10都市が、書かれているけれど、パリは、大阪・神戸と同じく4位と書かれている。

また、下記の記述もあった。

世界144都市で海外駐在員の生計費調査を実施し、このほど結果を発表しました。これによると、生計費が最も高い都市は、昨年1位の東京を抜いてモスクワとなったことが分かりました。2位は昨年の調査時の5位より3ランク上昇したソウルで、3位は1位から後退した東京、4位が香港の順となっています。

マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティング 2006年世界生計費調査結果を発表

上記のサイトでは、2006年は、東京3位、パリ15位になっている。
話が、変な所へ行ってしまったけれど、物価とフランス人がケチという事の関係は、ないみたい。そして、個人所得に関しては、見つけられなかった。


フランス人が何故ケチになったかはわからないけれど、ネットで探すと、フランス人はケチとか、倹約家として書かれている記事は多い。

NHK 地球ラジオ 世界まるごと質問箱◆ビジネス◆洋服直しの仕事はありますか?」には、回答として、下記が書かれていた。

フランス 熊谷翠さん 2005.02.18

フランス人=けち いえ失礼、倹約家として有名ですが、本当にこっちの人はものを日本のようには買いません. 洋服や靴も、セールにならないと買わない人もたくさんいます。というわけで、お直しはとてもさかんです。くつのヒールはもちろん、パンツ、スカートのサイズ替えは日常的。とくに、革職人さんが多いこともあり、革製品はよく持ちこまれています。

日本のように、壊れたり、古くなったら、すぐ捨てるという国ではないんだね。
おじさんが、何でもかんでも貰って来て、ビンボーったらしくて嫌だなと思っていたけれど、物に対する考え方の違いなのか?

こんな記事も見つけた。フランス人は、ケチと思われようが嫌われようが、自分のスタイルを貫くんだな…。

●フランス人バックパッカーは嫌われ者?

フランス人はバカンスのためにイヤイヤ働くといわれるように、日本のような仕事人間は極めて稀少で、決められた労働時間を一分でも超過するのはもってのほか。また階級社会のためプライド高いのも事実。少しでも長く旅をしたいバックパッカーもフランス人が多く、そのケチさ加減とプライド高さは世界的に有名。フランス人パッカーは観光客としてはどこでもあまり歓迎されていないようですが、無駄使いをしない合理的精神は立派。

フランス移住情報・現地事情編

ケチでなおかつ、プライドが高いのか…。
そう言えば、おじさんもそうだな…。

多分、おじさんは、平均的なフランス人とは遠い所にいると思うけど、フランス人気質なのは、間違いないみたい…。
でも、そのフランス人気質が悪い方向にだけ出ているようで、困るんだよね…。
要らない物を溜め込んで、ケチでビンボーったらしいのは、ヤッパリ、止めて欲しいな。

使えない要らない物は、ゴミだと思うんだよね…。
必要な物は、ちゃんと良いもの買おうよ。
「節約・倹約」と「安物買い」は違うと思うんだけどな…。
「安物買いの銭失い」って言葉もあるよ。
何とかならないかな…。



フランスではなくて、イタリアだけど…、こんな本があった。

イタリア おばあちゃんの倹約の知恵 (中公文庫) イタリア おばあちゃんの倹約の知恵 (中公文庫)
(2006/05)
タカコ・半沢・メロジー

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フランスおじさんのオノマトペ

フランスおじさんとの会話は、日本語。
なのに、時々、何を言っているのかわからない時がある。

おじさん:「パチョンしたね」
私:「『パチョン』って、何をしたの?」
おじさん:「こうやって、パチョンしたね」

右手を素早く、叩き付ける素振りの時もあれば、手をパッと花が咲くように広げ、投げる素振りの時もある。

私:「だから、その『パチョン』って、どんな事をしたの?」
おじさん:「だから、こうやって、パチョンしたね」

結局、その「パチョン」は、何か急激な衝撃が加わったのだろうと想像はできるけれど、具体的に何が起こったのか、よくわからない事が多い。

また、おじさんの言う「ズズズッ」もわからない。
「ジ」と「ズ」の中間の音で、「ズズズッてなったね」と言う。
この「ズズズッ」の時は、仕草も何を意味しているのかわからない。
おじさんの「ズズズッ」は、何が起こったのか、結局わからないままになる事が多い。

フランス人と日本人では、擬音の表現の仕方が違うようだ。
おじさんが擬音を使う時は、大体が意味がわからない。
でも、大抵、突っ込んで聞き出す程でもないので、「あ〜、そうなんだ〜」と返事をしておく。
おじさんは、伝わったと思って満足しているので、二人とも平和な時間が過ごせる。


世の中には、私のように、違う国の人が使う擬音で、ナンカ違うな〜と感じている人がいた。
「グル・グル」の季節がやって来る! 2003年5月25日」で、日本人のダンナさんとフランス人の奥さんの擬音についての事が書かれていた。

「ゴク・ゴク」というオノマトペ(擬音語)を、フランス語では「グル・グル」という。

…(省略)…

フランス語では「グル・グル(glou-glou)」は、ビールを一気飲みする時などの「ゴク・ゴク」とか、お酒を注ぐ時の「トクトク」とかいう感じを表すオノマトペなのである。

…(省略)…

でも、日本人としては、「グルグル」なんて言われても、ビールを一気に飲み干した感じは全然、しないよね。
やっぱり、ゴクゴク!

耳慣れない擬音というのは、何度言われても、どうしてもナンカ違うな〜という感じになる。
まあ、擬音を使って喋るような出来事は、深刻な会話でないから、大した問題ではないけれどね…。


そして、この引用させて頂いた文章にも出て来た、オノマトペ。
フランスおじさんが、「オノマトペって言葉は、フランス語ね」と言う。
その事をネットで検索すると、いくつか発見。

「オノマトペ」ならフランス語です。日本語では、主にこっちを使います。
英語の場合は、「オノマトピア」と発音します。

「オノマトペ」の語源は何語なのでしょうか? 検索してみてもギリシャ語、フランス... - Yahoo!知恵袋

オノマトペという単語はフランス語ですよ。知ってましたか?onomatope(')eと書きます(古代ギリシャ語から出来た言葉)。

フランスのオノマトペは? - フランス雑学のメリメロ

onomatope(')eと書きます”の綴りは、「e」の上に「'」と付く文字なのだけれど、上手く表示出来なかったので、e(')としておいた。


このオノマトペ、何故、わざわざフランス語で言うようになったのかしら?と、検索してみたら、何故なのかは、見つからなかった。
そして、どうやら、フランス語の“onomatope(')e”と、日本語の“オノマトペ”は、別物らしい。

この“擬音語”と“擬態語”を、日本人は「オノマトペ」と呼んでいます。「オノマトペ」っていう言葉は、そもそもはフランス語。英語では、「オノマトピーア」。フランス語や英語では、主に擬音語しか意味しない。フランス語や英語には「シーン」とか「ムチムチ」みたいな擬態語はすごく少ないですからね。そもそも擬音語も、日本語よりずっと少ないんですけどね。でも、日本語には、擬音語と擬態語をまとめて呼ぶ言葉がなかった。そこで、「オノマトペ」という言葉をフランス語から借りてきて、擬音語と擬態語の総称にしっちゃった。だから、フランス語で言う「オノマトペ」と日本語で言う「オノマトぺ」の意味は、ズレているのね。

インタビュー連載・ニホンゴまざぁ/recre編集室: 音をことばにする、ということ 山口仲美さん

日本語の“オノマトペ”は、“擬音語と擬態語”の両方を合わせた意味だったのか…。
「シーン」とか「ムチムチ」みたいなのを擬態語と呼ぶのだったのか…。
学校できっと習ったはずだけど、覚えていないな〜。
そして、この記事には、他にも色々、興味深い事も書かれている。

では、日本人でも感覚が変わると、新しいオノマトペが生まれるんですか?

そうですね。ですから時代によって、オノマトペも変化していく。大体4割くらいは常に入れ替わって、新陳代謝していますね。

…だそうな。
私がおばあさんになって、時代遅れのオノマトペを使っていたら、フランスおじさんのオノマトペのように、「何を言っているのかな〜」と思われてしまうかもしれないな…。



こんな本があった。

犬は「びよ」と鳴いていた—日本語は擬音語・擬態語が面白い (光文社新書) 犬は「びよ」と鳴いていた—日本語は擬音語・擬態語が面白い (光文社新書)
(2002/08)
山口 仲美

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バレンタインデーの日本の女性は、みんな大変

今年も、バレンタインデーがやって来た。
2月に入ってから、時々、デパートに視察に行って来たけれど、いつも、「あ〜あ…」と思う。
戦場って感じ…。女の人は、みんな大変だ〜。
もっともっと若かった頃は、2月に入ると、新宿、渋谷、銀座…etc、色々なデパートを見て回り、一番良いチョコレートを買う為に、頑張ったけれど、何だか、最近は、そんなエネルギーは無くなってしまった。

おまけに、フランスおじさんの場合、細かい心使いってものがわかるのかどうなのか…。
折角あげたチョコレートを他のお客さんから貰ったチョコレートと一緒にして、冷蔵庫で放ったらかしにされ、私のチョコレートは、可哀想な様子にされてしまった事がある。
勿論、「キミにはね、オトメゴゴロってモンが、わからんのか!失礼だろうが!その他一般のチョコレートと私のチョコレートを一緒くたにするとは何事だ!」と、怒った。

以来、普通のチョコレートは、あげていない。
その日の内に食べ切れるように、ハート形のチーズとか、小さめのチョコレートケーキとか、次の日に残らないものにしている。
今年もそうしようと思って、お店に行ったら、ゴディバのチョコレートリキュールが目に入った。
久々に、カクテルにでもするかな…、と、納戸の奥から、シェイカーとメジャーカップを引っ張り出した。

そして、食事の後、「カクテル作ってあげるよ!」と、シェイカーに氷・ゴディバチョコレートリキュール・ブランディ・生クリームを入れ、ポーズを決めて、シャカシャカとシェイクして、グラスに注いで、「どうぞ、アレキサンダーです」なんぞとやってあげた。

おじさんは、「私の為に、わざわざ作ってくれたのね〜」と、とても喜んでくれた。
翌朝、「昨日は、私の為に作ってくれたカクテル、とても美味しかったね〜」と、幸せそうな顔をしていた。
こんな時は、このおじさん、ホント、可愛いな〜と思う。

…でも、毎年、ホワイトデーのお返しは、無い。

「だって、フランスには、ホワイトデーなんてないもん」だそうな。
「フ〜ン。じゃあ、バレンタインデーは、どうなのよ」と聞くと、
「大体、男の人から、女の人にプレゼントするね。日本に来た時、チョコレートを女の人からプレゼントされて、ビックリしたね!」と言う。
「じゃあ、バレンタインデーに何もいらないね。プレゼント頂戴!」と言うと、
「イエイエ!ここは、日本だから!」だそうな…。
都合の良いように、フランス人的になったり、日本人的になったりして、美味しい方を取ろうとする…。
けしからん…


これを書いていて、そう言えば、バレンタインデーってバレンタインさんが処刑された日でしょ?と思って、調べてみたら…、そうだった。
バレンタインデー - Wikipedia」に、記述されていた。

その、「バレンタインデー - Wikipedia」には、バレンタインデーのチョコのやりとりに関する日本での意識調査というのも書かれていた。

2007年2月同社による20歳以上39歳以下の会社員女性515名から回答を得た「バレンタインデーに関する調査」 では「会社での義理チョコのやりとり、あった方がいい」が26%、「ない方がいい」が74%とネガティブなイメージがあり、調査年齢層の年齢が上がるほど否定的傾向が顕著に強くなる調査結果となった

…そうだよね。大変だもんね。
会社の義理チョコって、あげるだけで、返って来ない事あるしね…。文句も言えないし…。

フランスでは、どうなの?と思って調べたら、

フランスでも、バレンタインデーは普及しています。とは言っても、愛し合っている夫婦や恋人たちが二人で祝うのであって、そんな相手がいない人には全く関係がない日です。

ブルゴーニュの日々 : 冬: バレンタインデー Page 1

フランスでも、日本のような熱狂ぶりはありませんが、恋人たちが仲良くすごす日としては同じように考えられています。ただ、プレゼントを送るのはもちろん男性。女性は受け取る側です。プレゼントなんて贈らない人も大勢ですが贈るとすれば、例えばシンプルなバラの花束とかちいさなコフレに詰められたショコラなどが代表選手。でもほんとうにささやかなものが主流です。

 最近では少しずつ商業化してきてバレンタイン用に特別に香水を売り出す大手の化粧品メーカーなどが出てきました。ただ日本と少し違うのがフランス人のリアクション。人と同じことや社会に支配されることを極端に嫌うこの国の人々はあくまで冷静です。

Lentement <ラントマン>:蚤の市便り vol.16 2005.2.7 フランスのバレンタインデー


また、フランス政府観光局公式サイト バレンタインデーに愛の告白とキス祭りなんていうのも見つけた。
下記のような、企画らしい。

毎年パリでは、ロマンチックな界隈モンマルトルを利用した、バレンタインらしい様々な催し物を企画しています。愛のコンサートで愛し合う恋人たちに素敵な夜を提供するカフェもあれば、まだ恋人がいない人のために、出会いの場を企画しているレストランもあります。

…だそうな。来年、いかが?



こんな本があった。

大人のバレンタイン—甘くない大人の男性には、ビターでクールに迫る (別冊栄養と料理 (Vol.1)) 大人のバレンタイン—甘くない大人の男性には、ビターでクールに迫る (別冊栄養と料理 (Vol.1))
(2005/11)
重野 佐和子

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日本人男性の“思いやり”ってものを調べてみた

昔、「フランスおじさんが、自分の気持ばかり考え、相手を思いやる気持が無い。おじさんには、相手の心中を忖度する能力が無いのではないか」というような事を書いた。
その後、ちょっと考えた。
おじさんに“相手の心中を忖度する能力が無い”のではなく、日本人の私が考える、“思いやり”ってものをおじさんに求めるのが、オカシイの?って…。

で、色々検索してみた。
えるだま・・・世界の国から : 日本人の特殊性(32)おもいやり(3)」には、こんな事が書かれていた。

「おもいやり」というのは相手の立場になって親身に考え、その上で適切な対応をとるというものだと思います。…(途中省略)…
日本人の場合、特にこの相手の立場になって考えるということが習慣になっているようです。多くの外国人と接してきましたが、彼らはとても親切で困ったことは喜んで助けてくれます。しかし多くの経験から感じることですが、彼らはこちらが何を言いたいのかという点に関心が集中しているように思われます。

なるほどね。言わなくても、相手の立場に立って考えるのが当たり前というのは、世界中どこでも通用すると思ってはいけないということね…。
でも、私は、フランスおじさんにハッキリものを言っていると思うのだけれど、それでもまだ、ハッキリ度が足りない?
何をして欲しいのかわからないような言い方をしてはいないと思うのだけれど…。

…そう言うことでは無いかな?
私が何を言いたいのかはわかるけれども、おじさんには、何をしなければいけないかがわからないのかな?
今まで、日本人男性とばかり付合って来たので、日本人男性がすることを当たり前と思い込んで来て、それをフランス人に要求しようというのが、間違いなのか…。

日本人男性について書かれたものを探していたら、前述のブログの「えるだま・・・世界の国から : 日本人の特殊性:まとめ」に、日本人の嫌な面が書かれていた。
書かれている事の半分は、一昔前のオッサンというイメージだけど、若い日本人男性にも当てはまる所はあると思う。
今回の話に関係ありそうな所だけを引用させて頂くと…

自己主張は抑えて、周囲の顔色を窺い、
感情問題になるからと正面切っての討議を嫌い、
出る杭は打たれるものとチームワークを優先する。
集団決裁方式、国際会議では即断即決が苦手
おもいやりは微妙なニュアンスで表現

上記の「えるだま・・・世界の国から : 日本人の特殊性:まとめ」は、この他にまだまだ沢山、日本人の嫌な面が書かれている。この全文を読むと悲しくなる。

そこで、日本人男性を褒めている文章を探したら…、ナカナカ見つからないね…。
やっと見つけたのが、「カナダ生活日記 ビクトリアな毎日: 日本人男性って素敵!?」と「livedoor ニュース - 【独女通信】フランス人女性が力説!「日本人男性ってステキじゃない?」」くらいだった。
これらからいくつか引用させて頂いた。

欧米人は日本人のように雰囲気を読み取って気遣いをする人が少ないように感じられる。 はっきりとこれは好きと嫌いとか言葉で伝えないと分かってもらえない。 いやだっていったら悪いかなーとか、あまりはっきり言うと.. なんて遠慮しているとカナダ人、アメリカ人の男性には気づいてもらえない。 いちいち言いにくい事でも勇気をもってビシビシ言わなければならない。 私はたまに日本人の男性は雰囲気を読み取って行動してくれたよなーと望郷に念にかられたりする。

カナダ生活日記 ビクトリアな毎日: 日本人男性って素敵!?

「日本人男性のシャイなところは、長所でも短所でもあると思うの。私はどちらかと言うと自分の意見を通したいタイプだから、少なくともそういう部分でのストレスはなかったわ」
では、短所に裏返しようのない絶対的な長所というのはあるのだろうか?「優しくて女性に尽くしてくれるところかな(笑)…(途中省略)…フランスの男性は絶対にそんなことしないわ。女性の荷物を持ってあげたりするのは、自分が格好良く見えるからするだけであって、リボンのいっぱいついたかばんなんて絶対に持ってくれないわよ。滑稽に見えるから」

livedoor ニュース - 【独女通信】フランス人女性が力説!「日本人男性ってステキじゃない?」

「えるだま・・・世界の国から : 日本人の特殊性:まとめ」も、「カナダ生活日記 ビクトリアな毎日: 日本人男性って素敵!?」も、「livedoor ニュース - 【独女通信】フランス人女性が力説!「日本人男性ってステキじゃない?」」も、引用させて頂いた部分は、良く捉えるか、悪く捉えるかの違いだけで、同じような事を言っているよね?
日本人の「自己主張は抑えて、団体行動を取り、優柔不断」な部分は、「ソフトで、周りの雰囲気を感じ取り、思いやる」って事に繋がるって事…でしょ?

そして、「livedoor ニュース - 【独女通信】フランス人女性が力説!「日本人男性ってステキじゃない?」」の“優しくて女性に尽くしてくれるところ”の部分を読んでみると、“女性の脚をマッサージ”する男の人までは見た事無いけれど、荷物を持ってくれたり、ちょっとしたレディファースト的な事をしてくれる人は、多くなったと思う。
また、「カナダ生活日記 ビクトリアな毎日: 日本人男性って素敵!?」に、あるように、彼女の為に、美味しいレストランでご馳走したり、高価なプレゼントを贈ったり。
確かに、日本人男性は、“優しくて女性に尽くしてくれる”のかもしれない。
フランスおじさんより、優しいかもしれないな…。


色々読んでみて、日本人男性の“思いやり”とフランスおじさんの“思いやり”を比べても意味が無いなということだけはわかった。 フランスおじさんに、“日本人のように雰囲気を読み取って気遣い”などと求めた事はなかったし…。
私がおじさんに言っているのは、「相手が具合が悪い時は、思いやりが必要じゃないの?」とか、もっと、人として当たり前の事だった。
ま、“日本人の私が考える思いやり”に問題や無理があるのではなく、おじさんの人間的な問題か…。


レディファーストは紳士の武器だ 下|スコットランドひきこもり日記」に、こんな文章が書かれていた。

まあでもそこが日本だろうと英国だろうと
紳士は紳士、駄目男は駄目男だと思いますけどね。
日本男児が皆サムライではないし
日本女性が皆ヤマトナデシコではないのと同じで、
英国の皆様が全員紳士淑女ではないという話です。
隣の芝生は青いの精神は万国共通なのであります。

紳士は紳士、駄目男は駄目男”…う〜ん……。フランスおじさん…。
結局、色々調べ思ったのは、“隣の芝生は青い”ではなく、“自分の家”の芝生の方が青いかもしれないと思ったということか…。



こんな本があった。

思いやりの日本人 (講談社現代新書) 思いやりの日本人 (講談社現代新書)
(2007/04/19)
佐藤 綾子

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グレープフルーツは前菜?

フランスおじさんが、「グレープフルーツは、フランスでは、前菜ね」と言った。

おじさんは、自分がやっている事は、全部フランスの普通として話すクセがある。
今まで、自分の都合が悪くなると、「フランスでは、普通ね」、「皆やってるね」なんてね。
おじさんは、オオカミ少年だから、「フランスでは、云々・・・」は、信用できない。
だから、その時も、「え?おじさんの家だけじゃないの?」と信用しなかった。

ところが、ここが違うよ!日本とフランス 〜 グルメ編 〜で、偶然、下記の記述をみつけた。

グレープフルーツとすいかは前菜!
メロンが前菜になるのは皆さんよくご存知だと思います。が、グレープフルーツとすいかも前菜になるってご存知でした?
私はこちらにきて初めて知りました。かなりオドロキ。。。

あれ?おじさんがいつか言っていた事は、本当だったんだと思った。


でも、この一つのサイトだけで完全な事実と認めるのは、ちょっと弱いかな?と思い、他も探してみたけれど、PARIS NEWS - 生ハムメロン [2007年07月08日(日)]の下記の記述しかみつからなかった。

メロンというと日本ではデザートに食べるイメージだけれど、なぜかフランスでは前菜としてだされることも多く、最初はちょっとびっくりした。
別に生ハムが巻いてあるとかでなく、ただ切ったメロンが出てくるのだ。
そう言えばスイカも同じように前菜に出されたことがあったような...。

記述は、2つ見つけたけれど、食事の前に、フルーツを食べる意味が解らず納得出来ない。

そこで、オードブル - Wikipediaを見てみると、下記のように書かれている。

食欲をそそることが目的であるため、量が少なく、酸っぱいことが多い。

確かに、酸っぱいけど、グレープフルーツ、メロン、スイカを切っただけでそのまま食べて、前菜?。
デザートでは、それらを食べないのかな?
「あちらは前菜のグレープフルーツでしたが、こちらはデザートのグレープフルーツでございます」なんて…。


少し前に、グレープフルーツダイエットと言う言葉を聞いた事があるけれど、
Yahoo!セカンドライフ - ドクターK - グレープフルーツの香がもたらすダイエット効果 掲載日:2007年6月24日には、下記の様に記述されている。

グレープフルーツに含まれる香り成分に「ヌートカン」と「リモネン」があります。これらの物質が脂肪をメラメラと燃やして、新陳代謝のよい体にしてくれます。

そして、下記のようにも書かれていた。

「ヌートカトン」-----脳に作用して、交感神経の働きを活性化
「リモネン」-----精神をリラックスさせ、血行を促進
「ナリンギン」-----食欲を抑える効果

…となると、グレープフルーツは、食事前に“食欲を抑える”ということだね?
ダイエットしたいのなら、良いけれど、やっぱり、不思議な行為だな…。



こんな本があった。

「飲食」というレッスン—フランスと日本の食卓から 「飲食」というレッスン—フランスと日本の食卓から
(2007/04)
福田 育弘

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ワインに合うピクニック弁当

私とフランスおじさんは、白ワインは、ちょっと苦手で、赤ワインが好き。
花火ピクニックに行った時も、ヤッパリ、赤ワインを持って行ったので、それに合う食べ物を準備した。
以前も同じ様に準備したけれど、前回ブログで花火の事を書いていて、フト、海外のピクニック弁当ってどんなのだろう?と思った。


でも、ワインに合わなくちゃいけない。
「どんな時にもワイン」と言うと、ヤッパリ、フランス。
そこでフランスのピクニックってどんなのだろう?と調べた。

フランスって - ピクニック 2005年06月21日に、フランスのピクニックの様子が書かれていた。

部分的に抜粋させて頂く。

子供のお弁当の場合、フランスではサンドイッチとなる。昔はバゲットのサンドイッチに決まっていたのだが、最近では食パンのサンドイッチもかなり普及してきた。バゲットのサンドイッチの場合、バゲットを10センチくらいの長さに切り、縦に切れ目を入れて開き、バターを塗ってハムとチーズ(グリュイエール)をささっとはさんで出来上がりだ。

大人のピクニックとなるともう少し豪華になる。サンドイッチを中心にした場合でも中身はもう少し工夫したものも登場する家庭もある。ハムやチーズのほかにパテとピクルス、野菜もはさんでみたりもする。しかし面倒な人達はやはりハムとチーズだけで終わりの場合も多い。

フランスの食事は必ず「前菜、メイン、デザート」が基本だ。ピクニックでもその原則を変えず、前菜にサラダ、メインにローストチキン、付け合せの野菜の代わりにポテトチップ、デザートに果物という家族もある。


そして、フランスって - ピクニック−追加 2005年06月22日には、下記のように書かれていた。

日本のお弁当よりだいぶ簡単なフランスの一般的ピクニックであるが、究極のピクニックはそのサンドイッチすら自宅で準備しないそれである。

バゲット数本、バター、ハム、チーズ、パテなどをそのまま車にのせ、昼になったら各々がナイフを手に(子供の分は親が担当)好きな長さにバゲットを切り、好きなだけバターを塗り、好きな具をはさんでサンドイッチにして食べる。手巻き寿司ならぬ手はさみサンドイッチだ。

な〜んだ。私が持って行ったピクニック弁当は、「ピクニック−追加」の方のピクニック弁当だった。


ピクニックとロウソクにも、ピクニックの様子が書かれているけれど、フランスでは、“ポテトチップスがピクニックには欠かせない一品。”らしい。「フランスって - ピクニック」にも、同様の事が書かれていた。


フランス パリ発 四季折々のワイン N°005 春先になぜかマスカットの香りのするシャルドネには、ピクニックのイメージで選んだ白ワインが紹介されている。
また、22 ピクニック上手のニューヨーカーみたいに簡単にお弁当作って、パッと野外に飛び出そう! - 渡辺葉の紐育御気楽生活術 | カフェグローブには、ピクニックレシピもあった。

まだピクニックに行く予定なので、レシピをもっと見つけたかったのだけれど、他には、コレ!っていう目新しいレシピは、見つからなかった。検索の仕方が悪かったのかな?



去年買った本で、全部英語だけれど、とても楽しそうなピクニックの本。

Picnics Picnics
(2005/03/01)
L Et Al Collister

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日本の花火とフランスの花火

フランスおじさんと花火を見て来た。イイネ。やっぱり花火は。
「ピクニックしながら、花火見ましょ」と言う事で、準備をすることになった。

おじさんは、どんな時でも赤ワインだから、それに合う食べ物にしなくちゃいけない。
スペアリブとキノコのトマト煮だの、ナスのマリネだの、フランスチーズ盛り合わせだの、ビーフパテだのを用意。
そして、シートに、お皿に、ウェットティッシュと、「良い席が無くなる〜。急がなきゃ、急がなきゃ」と準備していたら、おじさんは、同じ所に立って、ユラユラ揺れているだけ…。

気持は、何かしなきゃと思っても、何をしなくちゃいけないのか、わからないらしい。
おじさん慌てるだけで、手際良く何かを準備するってできないからね…。
仕方がないので、バゲットを切ってもらって、おじさんのお仕事は、終了。

5時位に現地に着き、ピクニック。
楽しいね〜。
花火が始まる頃には、二人とも酔っぱらいだった。
おじさんは、「日本の花火大会みたいなのは、フランスにはないね。花火があるのは、パリ祭とかお祭りの時くらいね。日本の花火は大好きね」と楽しそうだった。


Wikipediaで、花火の歴史を見てみた。
紀元前3世紀とも、6世紀とも、10世紀とも言われているけれど、中国で花火が始まったようだ。

だけど…

最初期のものは、たとえばロケット花火に似たものを敵陣に打ち込んで火事を起こしたり相手を威嚇したりといった、武器との区別がはっきりしないものもあった。

と、今イメージする花火とは違い、物騒なもの。
そして…

ヨーロッパに伝わったのは13世紀以降で、〜(途中省略)〜日本で花火が製造されるようになったのは16世紀の、鉄砲伝来以降である。

日本の方が中国には近いのに、花火が伝わったのは、ヨーロッパよりずっと後なんだね。


そして、おじさんが、「フランスの花火は、日本のとは雰囲気が違うね。音楽や光を使って、もっとアーティスティックね」と言う。
「そうだったかな〜?」と思い、フランスの花火を検索してみた。

Coucou Mes amis -フランス便り- 2005年07月18日 キャトーズ・ジュイエを見て、びっくりした!
「おおお!何じゃこりゃ〜!火を噴くエッフェル塔!」
趣味が良いか悪いかわからないけれど、確かに演出はすごい。


もう少し探したら、下記3つを見つけた。
2005年とは、少し趣が異なり、素直に「ワ〜!奇麗!」と思う。

フランス・海外赴任 - パリ滞在記 【フランス 革命記念日 パリ祭 〜シャンドマルス・花火(2006.07.14)】
フランスの風 革命記念日レポ 〜軍隊パレード&花火編〜 2007/07/17
AFPBB News : フランス革命記念日、花火で盛大に祝賀 2007年07月15日

特に、2006年の「フランス・海外赴任 - パリ滞在記」は、すごく奇麗に写真が撮れ、品良く華やかな感じが伝わってくる。

クラッシック音楽に併せて花火が打ち上げられていく。
そのタイミングがとても絶妙!!
曲の強弱によって花火も強弱、曲のスピードによって花火も変化。
曲調に合わせて花火の種類も変化していく。
それにサーチライトなどの光の演出も加わる。

約30分間の中に、光と音の芸術が凝縮されていた。
演出が1秒たりとも休まずに続けられるので、一切の無駄な間が無かった。30分間の芸術を休憩なしに見続けることになります。

こんな文章が書かれているけれど、これを読むと、「良いな〜!見たいな〜!」と思ってしまう。
オリンピックの時も思ったけれど、やっぱり、フランスのセンスって違うんだな。

YouTubeにもパリ祭の花火があった。

>> Feu D'artifice Fireworks Tour Eiffel Paris Tower
>> feu d'artifice, Juillet 14, 2006, Paris! (6)
>> Feu D'artifice Paris 14-07-2007

私も十数年前に、パリの花火を見た事がある。花火の色使いはちょっと違うけれど、単調で「日本の花火の方が良いや」と思った記憶がある。いつの間にか、こんなに派手になったのね。

でも、いくつもYouTubeの映像を見ていたら、力一杯演出しているショーを見ている気持になって、お腹イッパイって感じになった。
やっぱり日本の花火が良いなって思った。
ドーンって上がって、「ワー!楽しい!」っていう感じだものね。
やっぱり、祭りは楽しくなくちゃ。



こんな本があった。

日本の花火 (ちくま新書) 日本の花火 (ちくま新書)
(2007/07)
小野里 公成

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アイデンティティって何だろうと考えた

フランスおじさんは、スペイン系の母親とポーランド系の父親を持ち、パリで生まれたものの、半年でモロッコへ行き子供時代を過ごし、パリに戻り、途中イギリス留学、スペイン留学を経験し、夏休みには、メキシコや、アフリカでツアーガイドのアルバイトをし、大学院を卒業すると日本で働き、そのまま日本で生活している。

人生の中で日本での生活が一番長いらしい。
フランスへ帰った時、言葉は少しヘンになっているし、仕草もフランス人とは少し違うし、見た目もフランス人ぽくはないので、「あなたはナニジンですか?」と聞かれたと言っていた。
国籍はフランスだけど、この人は何人(ナニジン)の文化を持っているというのだろう?

また、帰国子女達が大勢いる場所に行った事がある。
この中の一部の人に?な人達がいた。
英語は、ネイティブに聞こえないが、仕草は日本人ぽくない人達。
この人達は、アメリカに行き言葉と文化を覚え、アメリカに溶け込もうと努力したのだと思う。日本で生まれ育ち、日本人としてのベースを持っている彼女達は、アメリカへ行ってもアメリカ人からすれば、自分たちとはちょっと違ったマナーや雰囲気を持った外国人だったと思う。頑張ったんだなと思う。

だけど、日本に帰って来て、会議室の中で、机の上に掛けんばかりに高く足を組み、大きな身振り手振りで話し、人が話している途中でも人を遮り自分の主張を通そうとする。
そこにいたアメリカ人の人達は、きちんと座り、人の話を聞いてから答えているのに…。
帰国子女達が大勢いる中のほんの一部の人だけど、日本の女性とは雰囲気が違い過ぎる。
日本女性の良い所を捨て、自分は、アメリカ帰りだと、アピールしているだけに見える。
この人達は、ナニジンになったつもりなのかな?と思った。

フランス人に「あなたはナニジンですか?」と聞かれ、日本では外人さん。
アメリカでは日本人で、日本では、違和感を感る日本人ぽくない人達。

私は、おじさんに「おじさんは、ナニジン?」と聞いた事があった。
おじさんは、「私も疑問に思うときあるね」と答えた。
おじさんに「○子は、とても日本人ぽいね」と言われた時、「そうね。私は、とても日本人ぽいよ」と答えた・・・さて?何が、とても日本人なのだろう?

フランス人、日本人、そのナニジンて言うのは何だろう?
そこで、アイデンティティを検索してみた。

[三省堂辞書サイト]10分でわかる「アイデンティティー」

【どういう意味?】
「あるものがそれとして存在すること」、また、そうした認識を指します。「同一性」「一致」のことです。

【もう少し詳しく教えて】
「アイデンティティー」(identity)は、広義には、「同一性」「個性」「国・民族・組織などある特定て集団への帰属意識」「特定のある人・ものであること」などの意味で用いられます。

(途中省略)

【アイデンティティーの使い方を実例で教えて!】
アイデンティティー・クライシス(identity crisis)
    「自己認識の危機」のことです。例えば、「ライフ・サイクルの中でアイデンティティー・クライシスに直面する時期」、あるいは「グローバル時代におけるアイデンティティー・クライシス」のように使われます。

そして、「アイデンティティ」特集というサイトでは、

“アイデンティティとは、「自我の確立」「自己同一性」という意味の英語です。アメリカの精神分析学者である、エリクソンによって提案されました。アイデンティティは、自己と集団意識の関係を表す言葉です。そのため最近では、コーポレートアイデンティティなどというように、企業関連の言葉としてよく使われます。

(途中省略)

アイデンティティクライシス
アイデンティティクライシスとは、他者との新しい接触によって、自己の価値観や存在そのものに危険を感じることです。”

また、2005年外国人による日本語弁論大会 発表原稿には、日系二世の青年のアイデンティティー摩擦についての心の葛藤のスピーチ原稿が書かれている。
両親と祖父母の日本文化を守ろうと言う気持ちと、日本人というプライドを持たなければアメリカ人として仲間に入れてもらえるという青年の気持がぶつかり、自分の中の日本人を消し去ったものの、成長し自分自身を見つめる為に、日本へ留学し少しづつ理解を深めているという内容。 “自分で一から新しい「私」を作って新たな誇りを刻みたい。”と言葉を結んでいる。

日本人というプライドを捨て、アメリカ人として仲間に入れてもらったり、親や祖父母の国を理解し、新しい自分の為に新たな誇りを刻んだり、自分がナニジンであるかという事は、これほど悩み深いものなのか。

おじさんは、フランスから距離も時間も遠く離れ、フランスで生活した時間も短い。私からすれば、おじさんの国のベースがどこにあるのか分からない。
でも、おじさんは、自分がフランス人であるということに誇りをもっているみたい。世間の噂で聞くフランス人のように「フランスは一番だ」と思い、「絶対フランス国籍を捨てないね」と言っている。

そして、日本人としての意識を持ち、日本人ぽいと答える私は、ただ単に日本で生まれ育ったということで帰属意識を持っているだけなのかもしれない。
上記引用文のように、“他者との新しい接触によって、自己の価値観や存在そのものに危険を感じること”がなかっただけなのかな?
私に自国に対する誇りとかがあるわけでなく、 何も考えず、当たり前のように漠然と日本人だと思っているだけのような気がする。

おじさんと話をすると、 おじさんはフランス人であるということが自慢で誇らしというのがわかる。生活した時間とかベースとかそんなのは関係なく、フランス人でいたいのかもしれない。
私もそんな風に、「日本は良い国だよ。日本人で良かった」と胸を張って言いたいな。
でも、おじさんは、世界の70ヵ国位行った中で日本を気に入り、ここで生活しようとン十年前の七夕の日に来た。
何かの度に「日本は良い国だよ。日本人は良いよ」という。
私は、見比べる他の国を知らないまま日本人にいるので、良さがわからないだけかもしれない。



こんな本があった。

日本人とアイデンティティ—心理療法家の着想 (講談社プラスアルファ文庫) 日本人とアイデンティティ—心理療法家の着想 (講談社プラスアルファ文庫)
(1995/01)
河合 隼雄

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