フランス語で警告するMac
フランスおじさんのパソコンは、Mac。
おじさんの友達が古くなっていらないと言ったので、1500円のランチをごちそうして貰って来た。
おじさんは、自分でセッティングできないから、私が、新しいOSを買って来て、セッティングしてあげた。
「おじさん、Macだから、ちょっと設定しただけで、簡単にフランス語の環境で使える様になるけれどその方が良い?」と聞いたら、「それは、良いね!今まで、何かあった時、日本語でメッセージが出てわからなかったけれど、フランス語なら、全部わかるね!」と言ったので、おじさんのアカウントでログインするとフランス語、私のアカウントでログインすると日本語という設定になった。
一世代昔のパソコンで、ちょっと動作が遅いけれども、フランス語Macになり、おじさんは大変喜んでいる。
Apple社の純正ソフトは、フランス語環境にすると、全てフランス語のメニュー表記になった。
おお!素晴しい!面白い!と、メニューをプルダウンしては、ふたりで喜んだ。
でも、幸せなのはそこまでだった。
おじさんは、パソコンがあまりわからない。
わからないクセに、何でもファイルを開いたり、ボタンを押してしまったり、使い方がメチャクチャ。
だから、Macから何やら警告メッセージが出て来たりする。
その度に、私に助けを求めてくる。
「おじさん、何やったの?」
「わからないね。何か出て来たね。」
大体は、こんな会話から始まる。
自分が何をやったのか、説明を聞ける事は、ほとんどない。
私はパソコンはわかるけれど、フランス語はわからない。
メッセージがフランス語で出ているので、おじさんに訳してもらわなければならない。
「何て書いてあるの?」
「わからないね…」
おじさんは、フランス語はわかるけれど、パソコンの用語がわからない。
「『わからないね』じゃなくて、ひとつひとつの言葉を訳してくれればいいから…、この単語は?」と、ひとつの単語を指差す。
ジーッと見て、「ん〜?わからないね…」と、外人さんの「ワカリマセーン」のポーズで、手をヒラヒラさせている。
文章全部の意味でなくても、何故単語の意味まで答えられないのか?
単語が専門用語なら、わからないなりにも、こんな言葉に似ているとか、多分こんな意味かな?とか、何か言い方だあると思うのだけれど・・・。
私は昔、パソコンを始めたばかりの頃、パソコン専門誌の用語は難しかったけれど、日本語としての意味はわかったぞ。
それに、エラーメッセージだから、ある程度わかる様に書いてあるはずなのだけれど…?
「じゃあさ、わかる単語だけ読んでよ」
「ん…、わからないね」
「おじさん、ホントにフランス語わかるの?」
「当たり前ね。フランス人だもの」
こんな調子で話にならない。
日本語のコンピュータ関係の言葉の場合は、「computer→コンピュータ」、「keyboard→キーボード」、「logout→ログアウト」など、英語の読み方をそのままカタカナにしているだけの言葉も結構あるので、英語のソフトウェアのマニュアルを読んでいても、何となくわかってしまう。
逆に、日本語訳のマニュアルを読んで、英語表記がカタカナになり、間の「て、に、お、は、」や「です。ます。」だけが日本語になったみたいな状態でビックリした事がある。
でも、フランス語は、英語をそのままフランス語に取り入れたりはしない。コンピュータだって、ordinateurだしね。
昔、アメリカと戦争していた頃の日本みたいに、意地でも全部フランス語にしたんじゃないの?という感じさえする。
だから、おじさんがフランス語を訳してくれないと、見た事の無い、聞いた事の無い単語ばかりで、ちっともわからない。
結局、Macのフランス語は、パソコン用語のわからないフランス人と、フランス語のわからないパソコンに詳しい人の二人組では、どちらにもわからないという結果になった。
おじさんが、「今まで、何かあった時、日本語でメッセージが出てわからなかったけれど、フランス語なら、全部わかるね!」と言っていた言葉は何だ!
日本語でも、フランス語でもエラーメッセージは、意味がわからないじゃん!ダメじゃん!
「英語環境にする?」とおじさんに聞いたら、「嫌ね!フランス語が良いね!」というので、そのまま使っている。
いざとなったら、私のアカウントでログインして、設定すれば良い事だし…。
ホントに手間が掛かるおじさんだな…。
フランス語のパソコン用語を検索したけれど、ひとつしか見つけられなかった。
>> フランス語圏情報 CRESCENDO 簡単な用語集 パソコン用語
何かの時に、役に立つかもしれない・・・。
下の本で、パソコン用語も絶対フランス語!っていう…その訳が解るかもしれない。
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