曲者の心-おじさん

誕生日のお祝い

少し前、私の誕生日だった。
フランスおじさんとフレンチレストランで食事をし、プレゼントを貰った。
日本では、毎年、お互いの誕生日に行われる、別に驚く事ではない、普通の光景だと思う。
私は、これが常識だと思っていた。

でも、フランスおじさんと出会って、私が思って来た“常識”をしてくれるようになったのは、極々最近になってから。
今年を含めやっと、2回…。
以前は、誕生日にレストランで食事をするとか、プレゼントをくれるなんて事はなかった。
最近、おじさんは、私がいなくなったら大変だと思い、自分を変えようと、頑張っているらしい。

普通の人にとっては、当たり前の誕生日の光景でも、おじさんにとっては違うみたいなんだな…。
昔の彼女達とも、前の奥さんとも、今までに一度も、誕生日もクリスマスも一緒に過ごした事がなく、当然、プレゼントをあげた事がない人なのだから…。

おじさんは、自分が子供の時、クリスマスも誕生日も、家族で楽しく過ごした事が無いので、それらがどんなものなのか、どうしたら良いのかわからないようだ。
親が居なかったとか、貧しかったと言う訳ではない。
両親が居て、別荘もあり、メイドさんも居るお金持ちのお坊ちゃんだった。
でも、母親が子供を嫌いで、子供達と接しなかった為、家族団欒の思い出が無いそうだ。
驚いた事に、一緒に食事をした記憶すら、無いらしい。

そんなおじさんだから、今までに2回しかない誕生日のお祝いは、自分を変えようとする努力の結果なのだ。
この2回の誕生日の以外の時は、私の誕生日もおじさんの誕生日も、クリスマスもこんな感じだった。
シャンパン(おじさんは、シャンパーニュと呼んでいる)を買い、近所のスーパーで一緒にいつもより少し良さげな食材を買う。
料理は、私がして、おじさんがいつもより積極的に、出来上がった料理をテーブルに運ぶ。
そして、おじさんがキャンドルに火を着け、記念写真を撮る。
…おじさんからのプレゼントは、無し。

私は、プレゼント無しの誕生日やクリスマスなんて、寂しいと思っているので、私からおじさんへは、渡していた。
プレゼントは貰えないと思っているので、メガネケースとか、今必要と思われる、値の張らないものを選んでいた。

でも、去年のおじさんの誕生日には、おじさんの古いMac用のDVDドライブをプレゼントしてあげた。
クレジットカードのポイントが溜まって、商品券を貰ったので、それで買ったのだ。
勿論、ポイントで買ったなんて、おじさんには内緒にしているので、私からの初の高額プレゼントと思い、「わ〜!いいの〜?」って喜んだ。

今年の私の誕生日は、そんな事もあって頑張ってくれたのかもしれない。
そうだとしても、前回は、何が良いかわからないからと、一緒に選んで買ってもらったので、おじさんが、自分でプレゼントを選んで、買って来てくれたということは、初めてなので嬉しい。
私を、喜ばせようという気持ちを持てるようになったという事、それを行動に移せるようになったという事、…おじさん、随分変わったな〜と思う。


これを書いていて、この誕生日の祝い方にも、フランスと日本で違いがあるのだろうか?と、疑問を持った。
検索してみると、やはり、随分違いがあるようだ。

こんな事が書かれていた。

誕生日の本人が全ての会計をもち、皆にご馳走する。
そして、出席する人はそれぞれお誕生日のプレゼントやお祝いを持って参加する。

DIARIO da Brescia:自分で焼く誕生日ケーキ

他にも、フランス、ドイツの事が書かれた、サイトやブログでも、大体同じ様な事が書かれている。

フランスに詳しい方教えて下さい! : 趣味・教育・教養 : 発言小町 : 大手小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
ドイツ暮らしのレポート

また、「ブルゴーニュの日々:数字で見るフランス人:何を祝っているか」では、こんな文章を見つけた。

大人も誕生日を祝う

誕生パーティは、日本では子どものときしかしない人が多いと思いますが、フランスでは大人もやります。特に50歳のお祝いを盛大にする人が多いです。半世紀生きた、というお祝いです。 【参考: 田舎の家で開かれた誕生パーティ

また、「誰が支払うの? - 真面子の社会観察日記」では、同僚の台湾の人の誕生会のエピソードが書かれている。 その会には、日本人、台湾人、韓国人の4人が出席し、誰が支払いをするのかと揉めたとある。

台湾の誕生日を迎えた人は、「台湾では、お誕生日の人が皆にごちそうする習慣がある」…だから、自分が払う

日本は、「参加者がお誕生日の人をごちそうするのが習慣」

韓国は、「おごり・おごられの文化なので、お誕生日の人に支払いをさせる事は無いと思うし、韓国には割り勘文化は無い」
そして、「韓国は年上の人が総てお金を支払う習慣」

ヤッパリ、国によって、色々なんだね。
海外で、「今日は、自分の誕生日」だと発表してしまうと、皆の分を払わなければいけなくなる事があるって事か…。
気を付けないといけないね…。


最後に…
こんなのも見つけた。

【文化】フランス式、日本人アイドル歌手の誕生日の祝い方|コロコロザイーガ

黒い額縁に入った松浦あややおねえさんの写真の前にはクリスマスケーキ
その前になぜか日本刀が飾られているね。

…いろんな人がいるもんだ。



今回は、こんな本を選んでみた。
商品の説明は、下記…だけど

“宮中行事から外交まで公式・非公式の国際儀礼はどのように行われるか?席順・服装・パーティー・会食のマナーまでプロトコールのすべてをやさしく解説”

国際儀礼とエチケット 国際儀礼とエチケット
(2001/11)
友田 二郎

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愛はパッション

おじさんは、殆ど怒らない。
普通の場合は、気に入らないと、軽くプンとする位で、声を荒げたりしない。
そして、私の事をすごく愛しているらしい。
「嫌いな所はないね。こんなに人を好きになった事はないね。初めての経験ね」だそうだ。

…全てがこの言葉通りなら、多少の問題は我慢できるだろうし、私の不満ももっと少なくて済むだろう。

おじさんは、ただ一つ、猛烈に機嫌が悪くなることがある。
要求があった時にセックスさせないと機嫌悪く、別人の様に冷たいオヤジになってしまう。

この機嫌が悪い時に、文句を言うと、人形の様に無表情な冷たい顔を意地悪く歪め、「ふん!愛が感じられない」と言い放つ。
具合が悪かったり、生理中の時も、させないと、「愛が無いから、拒否をした」と感じるらしい。
こんな時は、まともな会話にならない。だから、機嫌が直ってから、文句をいう。

このおじさん以外のフランス人とは付合った事がないので、平均的なフランス人像というのは判らない。
おじさんが精神的に未熟で問題があるのかもしれない。
でも、私にとってのフランス代表の、このおじさんのセックスに対する執着というのは理解ができない。

愛ってのは、心ではないのか?
行為がそんなに大切なのか?
生理の時もしなくちゃいけないのかい?

第2回 フランス年間137回、日本は47回……みんな、したいだけセックスしてる? - セックスライター・タビサの宝石箱 | カフェグローブ」や「パリノルール blog: 年間セックス回数、フランス人が堂々1位に」には、こんな数字が書かれていた。

セックス回数、フランス人が位で137回、日本が最下位で46回(47回?)

やっぱり、フランス人は、セックス好きなのか…。
「セックスライター・タビサの宝石箱」の記事の中には、こんな記述もあった。

セックスへの欲求の強さは人種によって異なるっていう説もある。とくに東アジア人は白人や黒人に比べてセックスへの興味が薄いとかいう説。

でも、“持っているセックス・トイ(玩具)の数が日本が世界平均より多い”らしい…。

TVを見ていたら、キスの回数も、世界の中では、日本人は最低レベルと言っていた。
きっと、日本とフランスでは、愛に対して、求めるものが違うんだな。


「パリノルール」の方の記事では、「世界セックス調査(Global Sex Survey )」の2004年度の集計結果から、こんなまとめをしてあった。

日本が際立っている項目をつなげて作文してみました↓ 「セックスしてもあまり満足できない(下から5位)ので、相手を変えてみるものの(3位)、あまりHはしておらず(トップ)、男性用ピルがあったとしても飲まない男が多い(2位)のに、相手の性歴も聞かずに避妊具なしでやっちゃう(3位)んです、私たち」 ……って。あんまりハッピーじゃないようで。

き…、きっと、日本とフランスでは、愛に対して、求めるものが違うんだな。


そして、生理中のセックスについては、第12回 するべきか、しないべきか、セックスと生理の悩ましい問題 - セックスライター・タビサの宝石箱 | カフェグローブに、生理の時のセックスについてのエッセイが書かれ、気にしないで欲求のままに、行為に及ぶ恋人達の様子が書かれている。
これは、欧米の男女だからなのか?日本でも、OKなのかな?
私は、正直、その行為の様子を想像したく無い。グロテスクなイメージがあり、オエッと思う。


欲求のままに行為に及ぶのは、自由で、何事にも捕われない大きな愛みたいな事もこのエッセイは書かれているけれど、生理中のセックスは、女性の体的には、良く無いらしい。

>> Dr.アカエダのガールズ・クリニック カラダの悩み相談室には、

生理中のセックスは絶対にしてはダメ!

と書かれている。
その理由は、下記。

生理中は子宮の内膜が露出し、雑菌にとりつかれやすい状態になっています。そんなときにセックスをして、外部から菌が侵入したら、子宮内膜炎、卵管炎、腹膜炎などを起こします。

他にも、同様の事が書いてあるサイトも見つけた。

>> これって不正出血?-2.生理のメカニズム【バファリン ルナ】 Q.生理中にセックスすれば妊娠しないと聞きましたが、セックスすること自体に問題はありますか?
>> 健康さっぽろ21 もし、心配になったらQ&A Q.生理中にセックスしてはいけませんか?

女性の体の事を考えると、「何事にも捕われない大きな愛」ではなく、自分の欲望しか考えない思いやりも責任も無い行為なのだ。


おじさんは、「愛は、パッション」と言う。
そして、その「パッション」の表現は、「セックス」なのだそうだ。
だから、「愛は、セックス」で、「セックスの無い愛は、ありえない」のだそうだ。

フランス人は、これを聞いてどうなのだろう?
「こんなフランス人は、少ないよ」なのか?
「フランス人は、皆そう思う。愛は、パッションだ」なのか?
私には、思考が単純すぎて、動物的だと感じる。


人と長く付合うってことは、「パッション」だけではなく、信頼とか思いやりとかもっと違うものも必要だと思う。
情熱的な愛で始まったとしても、そのまま一生その情熱(パッション)を持ち続けるのは難しいと思う。
時間と共に、愛の形は変わり、もっと穏やかに深くなっていくものではないのかな?

おじさんは、「私は、ずっとパッションを持ち続けるね」と言っているけれど、どの恋人とも、みんな短期間で終わっているらしい。
私が初めての、良好な関係のまま、長く続いている人間らしい。
人と長い付き合いをしたことがないからわからないのでないかな?
みんな短かったということを考えると、「愛はパッション」ではなかったんだな、きっと。
おじさんは、「愛を夢見る子供」なのではないのか?
そう感じる私がおかしい?
愛の感じ方とか、表現方法とか、正しい答えは無いしね。難しいね。

でも、相手が具合悪くても、思いやるよりセックスの方が大事ってのは、どうなのよ?おじさん。
パッションの為に、愛を壊すの?


Amazonで検索してみたら、フランスおじさんにも読んで聞かせたい本が出て来た。

彼には内緒 私たちのセックス白書 彼には内緒 私たちのセックス白書
(2007/07)
二松 まゆみ須藤 なほみ

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レビューには、下記の言葉があった。
一見、女性向けの本ですが、男性にとっても学びの多い一冊。
いろいろな女性の声や統計的データが紹介されていて、 今まで自分がなんとなく感じてきた違和感やパートナーへの不信感が、 自分だけの悩みではなかったんだということがわかり、 なんだか頭の中がすっきりしました。

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