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日本人男性の“思いやり”ってものを調べてみた

昔、「フランスおじさんが、自分の気持ばかり考え、相手を思いやる気持が無い。おじさんには、相手の心中を忖度する能力が無いのではないか」というような事を書いた。
その後、ちょっと考えた。
おじさんに“相手の心中を忖度する能力が無い”のではなく、日本人の私が考える、“思いやり”ってものをおじさんに求めるのが、オカシイの?って…。

で、色々検索してみた。
えるだま・・・世界の国から : 日本人の特殊性(32)おもいやり(3)」には、こんな事が書かれていた。

「おもいやり」というのは相手の立場になって親身に考え、その上で適切な対応をとるというものだと思います。…(途中省略)…
日本人の場合、特にこの相手の立場になって考えるということが習慣になっているようです。多くの外国人と接してきましたが、彼らはとても親切で困ったことは喜んで助けてくれます。しかし多くの経験から感じることですが、彼らはこちらが何を言いたいのかという点に関心が集中しているように思われます。

なるほどね。言わなくても、相手の立場に立って考えるのが当たり前というのは、世界中どこでも通用すると思ってはいけないということね…。
でも、私は、フランスおじさんにハッキリものを言っていると思うのだけれど、それでもまだ、ハッキリ度が足りない?
何をして欲しいのかわからないような言い方をしてはいないと思うのだけれど…。

…そう言うことでは無いかな?
私が何を言いたいのかはわかるけれども、おじさんには、何をしなければいけないかがわからないのかな?
今まで、日本人男性とばかり付合って来たので、日本人男性がすることを当たり前と思い込んで来て、それをフランス人に要求しようというのが、間違いなのか…。

日本人男性について書かれたものを探していたら、前述のブログの「えるだま・・・世界の国から : 日本人の特殊性:まとめ」に、日本人の嫌な面が書かれていた。
書かれている事の半分は、一昔前のオッサンというイメージだけど、若い日本人男性にも当てはまる所はあると思う。
今回の話に関係ありそうな所だけを引用させて頂くと…

自己主張は抑えて、周囲の顔色を窺い、
感情問題になるからと正面切っての討議を嫌い、
出る杭は打たれるものとチームワークを優先する。
集団決裁方式、国際会議では即断即決が苦手
おもいやりは微妙なニュアンスで表現

上記の「えるだま・・・世界の国から : 日本人の特殊性:まとめ」は、この他にまだまだ沢山、日本人の嫌な面が書かれている。この全文を読むと悲しくなる。

そこで、日本人男性を褒めている文章を探したら…、ナカナカ見つからないね…。
やっと見つけたのが、「カナダ生活日記 ビクトリアな毎日: 日本人男性って素敵!?」と「livedoor ニュース - 【独女通信】フランス人女性が力説!「日本人男性ってステキじゃない?」」くらいだった。
これらからいくつか引用させて頂いた。

欧米人は日本人のように雰囲気を読み取って気遣いをする人が少ないように感じられる。 はっきりとこれは好きと嫌いとか言葉で伝えないと分かってもらえない。 いやだっていったら悪いかなーとか、あまりはっきり言うと.. なんて遠慮しているとカナダ人、アメリカ人の男性には気づいてもらえない。 いちいち言いにくい事でも勇気をもってビシビシ言わなければならない。 私はたまに日本人の男性は雰囲気を読み取って行動してくれたよなーと望郷に念にかられたりする。

カナダ生活日記 ビクトリアな毎日: 日本人男性って素敵!?

「日本人男性のシャイなところは、長所でも短所でもあると思うの。私はどちらかと言うと自分の意見を通したいタイプだから、少なくともそういう部分でのストレスはなかったわ」
では、短所に裏返しようのない絶対的な長所というのはあるのだろうか?「優しくて女性に尽くしてくれるところかな(笑)…(途中省略)…フランスの男性は絶対にそんなことしないわ。女性の荷物を持ってあげたりするのは、自分が格好良く見えるからするだけであって、リボンのいっぱいついたかばんなんて絶対に持ってくれないわよ。滑稽に見えるから」

livedoor ニュース - 【独女通信】フランス人女性が力説!「日本人男性ってステキじゃない?」

「えるだま・・・世界の国から : 日本人の特殊性:まとめ」も、「カナダ生活日記 ビクトリアな毎日: 日本人男性って素敵!?」も、「livedoor ニュース - 【独女通信】フランス人女性が力説!「日本人男性ってステキじゃない?」」も、引用させて頂いた部分は、良く捉えるか、悪く捉えるかの違いだけで、同じような事を言っているよね?
日本人の「自己主張は抑えて、団体行動を取り、優柔不断」な部分は、「ソフトで、周りの雰囲気を感じ取り、思いやる」って事に繋がるって事…でしょ?

そして、「livedoor ニュース - 【独女通信】フランス人女性が力説!「日本人男性ってステキじゃない?」」の“優しくて女性に尽くしてくれるところ”の部分を読んでみると、“女性の脚をマッサージ”する男の人までは見た事無いけれど、荷物を持ってくれたり、ちょっとしたレディファースト的な事をしてくれる人は、多くなったと思う。
また、「カナダ生活日記 ビクトリアな毎日: 日本人男性って素敵!?」に、あるように、彼女の為に、美味しいレストランでご馳走したり、高価なプレゼントを贈ったり。
確かに、日本人男性は、“優しくて女性に尽くしてくれる”のかもしれない。
フランスおじさんより、優しいかもしれないな…。


色々読んでみて、日本人男性の“思いやり”とフランスおじさんの“思いやり”を比べても意味が無いなということだけはわかった。 フランスおじさんに、“日本人のように雰囲気を読み取って気遣い”などと求めた事はなかったし…。
私がおじさんに言っているのは、「相手が具合が悪い時は、思いやりが必要じゃないの?」とか、もっと、人として当たり前の事だった。
ま、“日本人の私が考える思いやり”に問題や無理があるのではなく、おじさんの人間的な問題か…。


レディファーストは紳士の武器だ 下|スコットランドひきこもり日記」に、こんな文章が書かれていた。

まあでもそこが日本だろうと英国だろうと
紳士は紳士、駄目男は駄目男だと思いますけどね。
日本男児が皆サムライではないし
日本女性が皆ヤマトナデシコではないのと同じで、
英国の皆様が全員紳士淑女ではないという話です。
隣の芝生は青いの精神は万国共通なのであります。

紳士は紳士、駄目男は駄目男”…う〜ん……。フランスおじさん…。
結局、色々調べ思ったのは、“隣の芝生は青い”ではなく、“自分の家”の芝生の方が青いかもしれないと思ったということか…。



こんな本があった。

思いやりの日本人 (講談社現代新書) 思いやりの日本人 (講談社現代新書)
(2007/04/19)
佐藤 綾子

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